これまでの規定が77年ぶりに見直され、離婚後の「共同親権」導入された2024年5月17日のニュースを受けて、SNSやYahoo!知恵袋でも様々な意見が繰り広げられているようですね。
当ブログ「45歳からのセカンドライフ」でもいち早く「既に離婚している場合の共同親権のやばい真実をわかりやすく解説!」を書かせていただきましたが、本記事では今回の「共同親権」導入について、できることならやめてほしかった反対派の私が思うことを綴りたいと思います。
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共同親権導入の背景と経緯
あなたは、2024年5月17日に、この「共同親権」についての報道がテレビやネットニュースなどで取り上げられているのを見た時、率直に、どう感じられましたか?
正直、私はこの「共同親権」というものを、全く知りませんでした。
今回の報道で、初めて知り、「とんでもない議案が決まってしまった!!!」と青ざめました。
先日の記事でも、記載いたしましたが、共同親権とは、既に離婚している場合でも両親が共同で子どもの養育に責任を持つ制度です。
え???つまりどういうこと???
・子どもの生活環境や教育、医療、その他重要な決定を両親が協力して行う
・両親が共に子どもの生活に関わり続けることで、子どもの自己肯定感や精神的な安定を保つのが目的
・子どもの学校行事や医療対応について両親が協力する
ざっくり言うと、こういうことなんです。
離婚後の親子関係における問題点
いやいやいやいや、ちょっと待ってくださいよ!!!
夫婦関係が破綻したり、心がボロボロになるような不倫という裏切り行為をされたり、心の底からの憎悪を感じながら、やっとの思いで離婚が成立して、やっとの思いで幸せで平和な毎日を過ごしているのに…!!!
なんで、嫌になって別れた相手と、協力し合って、連絡を取り合って、一緒に子育てをしていかなくてはいけないの?!
なんだ?!この訳のわからない法律は!!!
「子どもたちを守るための法律」って物々しく言っているようですが、とんでもない話です!!!
共同親権に対する私の考え
政治家たちは、離婚経験がない方ばかりなのでしょうか。離婚したことある人が周りにいないのでしょうか?
どちらかの親が「不倫」をしたことによって、バラバラになってしまった家族だって、世の中には沢山います。
そんな家庭の子供たちは、果たして、離婚した両親が、協力し合って、自分たちの世話をしてもらうことを望んでいるのでしょうか?
もちろん、「YES」と答える子供もいると思いますが、我が家に当てはめて考えると、決して答えは『YES」ではないと思います。
彼らは、父親が、自分たち家族を裏切って、飲み屋の女と不倫していた事実を知っています。
さらに、そんな父親が、自分が有責配偶者という立場でありながら、家族が生活するのに必要なライフラインを全てストップさせ、学費の支払いもせずに、女と半同棲生活を送っていたことも、知っています。
そのくせ、妻や子供たちに探偵をつけて、常に監視していたことも知っていて、そのことで、警察官が我が家に出入りしていたことも、母親が精神的に疲弊していたことも、全て知っています。
そして、そんな子供たちの生活や学校生活を維持させるために、今まで専業主婦だった母親が、朝から深夜まで働き詰めだったことも知っています。そのせいで、帯状疱疹や、メンタルの不調、不眠、食欲不振で、激痩せして、やつれていく様子も、全て見ています。
そんな母親を助けようとして、同級生たちがゲームをしている時間にも、料理を手伝ったり、洗濯をしたり、掃除機をかけたり、お風呂掃除をしたりと、子供ながらに、一生懸命、お手伝いをしてくれて、自分たちの時間を犠牲にもしてきました。
当然ながら、子供達だって、父親を憎んだと思うし、そんな両親が、再び手を取り合って、昔の仲が良かった4人家族に戻れるなんてことは、微塵も感じていないと思います。
もちろん、本心は、昔に戻れたらいいなーって思っているかもしれません。でも、それが現実的には不可能だということを、中高生の彼らは、充分に理解しています。
そして、今、やっと子供たちは、自分たちの今の生活スタイルや、生活リズムを手に入れたばかりです。
そこに、こんな法律ができたことによって、今まで子供達のことを一切顧みなかった父親がしゃしゃり出てきて、子育てに口を挟んできたり、子供たちとの交流を必要以上に求めてきたら、子供達の気持ちはどうなるのでしょう?
正直言って、子供たちは今、父親に対して、「再び裏切られること」を恐れています。
私も同じです。
やっと、癒えてきた心の傷が、抉られるようなことだけは、しないでもらいたい、というのが本心です。
この法案は、「子供を守るためのもの」と称して、「親権を取れなかった親のためのもの」な気がしてなりません。
やっとの思いで、離婚が成立した夫婦だって、世の中には沢山いるはずです。
そんなシングルマザーやシングルファザーからしたら、この法案は、とんでもない法案、と思われても、仕方ありません。
いわゆる、子供を守るため、という点において、重要視されているのは「養育費の支払い」に関してです。
実際には、養育費の支払いを、きちんと受け取れているシングルマザーというのは、全体の約2割程度だと言われています。
それだけを聞くと、うん、確かに、共同親権においては、養育費の支払いをすることも、親としての義務だということを、しっかり知らしめるのには、良いのかもしれません。
ですが、そうであれば「共同親権」ではなくて「養育費の支払いの義務化」について、徹底的に法律で固め、未払いにさせないための法案を作った方が、よっぽどひとり親家庭の子供達を救える法案なんじゃないかと、私個人的には思うのですが…。
現時点で、せっかくうまく行っているひとり親家庭が、この法案によって、離婚した相手から、急に共同親権を要求されたら、現時点での安定した生活は、どうなるのでしょうか。
もちろん、金銭的な面において、きちんと養育費の支払いがされていない場合は、共同親権によって、支払いを拒否している相手側に、しっかり請求しやすい状況になるんだと思います。恐らく、そのための法案ですよね。
でも、現時点でうまく行っているひとり親家庭について言えば、やっと親子共に、今の生活に慣れてきたのに、それを離婚した相手に引っ掻き回される、という解釈をされてもおかしくないと思うんです。
実は今、私の家庭内においても、「共同親権」を強行されてしまうのではないかという危機に面しています。
具体的な話をします。
私の場合、元夫が浮気相手に本気になったのが理由で、離婚に至りました。
「好きな女ができたから、別れて欲しい。お金のことはきちんとするから、頼む!」
と言われたなら、もっと簡単に決着がついていたかもしれません。実際には離婚原因は私のせいにされました。家事をやらないとか、子育てをしてないとか、ありもしないことを理由として、離婚を要求してきたのです。
元夫が有責配偶者だったことは確かです。そして、有責配偶者なのにも関わらず、向こうが離婚請求をしてきたんです。
あろうことか、ありもしない、私の浮気をでっち上げて、どうやって作ったのか知りませんが、画像やら動画やら用意して、さも私が浮気していたかのような証拠を捏造してまで、裁判に持ち出してきたため、裁判が非常に長引いてしまった、という経緯があります。
そんな元夫は、女に唆されていたのか、離婚話をしている当初から「親権はいらない。子供はいらない」と主張してきました。
この主張が、私の怒りに火をつけたと言っても過言ではありません。父親のくせに、子供達よりも、浮気相手の女を選ぶような人です。
そんな人に、当然ながら親権なんて渡すつもりはありませんし、その資格もありません。
子供たちとて、「子供はいらない」と言い放った父親に対して、当初は、怒りしかなかったと思います。
ですが、やはり時間が経ち、無事に離婚が成立して、新しい生活がスタートすると、子供達だって、父親と会いたいと思うようになるんです。
この部分に関しては、やはり裁判中は、子供ながらに相当無理をしていたんだろうなーというのが窺い知れますが、どんなに憎むべき相手でも、子供達からすれば、父親であることには変わりないですし、女に唆されるまでは、優しい、子煩悩は父親だったことだけは真実だと信じたい。
きっと、そんな思いが、子供達の中にもあったんだと思います。
そして、離婚成立後に、父親に会いに行った子供たちは、父親から「もう会わない」「もう来るな」と言われて、心に深い傷を負って帰ってきました。最寄り駅まで迎えに行った私の目の中に飛び込んできたのは、号泣しながら駅の階段を降りてくる、子供達の姿でした。
あの日のことは、今後も一生忘れられないと思います。
3年ぶりに父親に会いに行ったその日、子供たちは、朝早起きをして、娘は念入りにメイクをして、息子もおしゃれして、予定時間よりも早く家を出て行きました。よっぽど父親に会うのが楽しみだったんだと思います。
なのに、すっかり女に洗脳された父親は、子供たちに対して、辛辣な言葉を浴びせます。
ですが、子供たちは、父親に会いに行くのに、別の目的もありました。
それは、それぞれ進学に伴い、今の養育費では行けない学費の学校を希望していたため、その進学に伴う相談と、費用負担のお願いをするためだったのです。ですが、父親は、彼らの希望を全否定。結果として、「もう会わない」と言われて号泣して帰宅。
とは言え、このまま引き下がるわけにも行きません。子供たちは、再び数ヶ月後にリベンジ訪問をしますが、その時も玉砕。その日は、父親は不在で、祖父母に会ってお小遣いをもらって帰ってきました。
結局、子供達にとって、離婚して、自分たちを捨てた父親は、ATMにすぎません。お年玉やお小遣いを貰うためには、父親との交流だって、繋いでおく必要があります。ですが、本当の目的は、学費の増額分の請求です。
すると、しばらくして、息子のところに、父親から連絡があり、ゴルフを一緒に楽しもう!とお誘いがあったのです。「もう会わない」と言っていた父親からの突然のお誘いに、息子は戸惑いながらも嬉しさを隠せず、私に報告してきました。
ですが、それを聞いた私の心中は、非常に複雑です。散々子供達を傷つけておきながら、都合よく、自分の気分次第で、子供達の気持ちを弄ばないで欲しいと、本気で思いました。
さらに、自分には親権もなく、保護者の届も出していない息子の学校に、無断で息子を迎えに行き、あろうことか、息子に外泊許可を出させて、勝手に学校の外に連れ出してしまったのです。
そしてゴルフを終えて、息子が寮に戻った時には、学校からの連絡によって発覚した無断外泊のことに関して、私は学校の管理不行き届きについて、追求していました。もちろん、弁護士を通して、元夫側に抗議もしました。
そうなんです。
私たち元夫婦は、弁護士を通してでしか、連絡を取り合えないほど、関係は悪く、私としても、2度と会いたくないし、会話もしたくないほど彼のことを憎んでいます。
共同親権がなくても、「勝手に連れ去り」を行う人もいるのです。そんな恐ろしいことが、許されることが間違っています。
その頃から、息子は「パパと仲良くしていれば、好きなゴルフができる」と思うようになり、頻繁に父親と連絡を取るようになりました。
いや、連絡を取るのは別に構わないんです。きちんと裁判で取り決めたルールさえ守ってくれれば。
ですが結局、その後、春休みも、勝手にゴルフの予定を計画され、私の元へ帰省するのではなく、息子は父親の元へ帰省してしまいました。ゴルフという餌に釣られて。
春休み期間中、2日に1回のペースでゴルフの予定を入れられてしまっては、私の元へ帰ってくる時間が取れません。
この春休み期間中は、私の実家へも遊びに行く予定をしていましたが、元夫と息子の間で、勝手にゴルフの予定を入れられてしまっていたので、私の実家の両親は、楽しみにしていた孫との面会が叶いませんでした。
さらに、GW中も、前回行けなかった、私の実家の両親に会いに行く約束をしていたにも関わらず、また勝手にゴルフの予定を元夫側にセッティングされてしまっていたために、息子は私の実家へ行く日程を繰り上げて、父親の元へ行ってしまいました。
さらに、本来学校がスタートする日に登校せず、1日ずらして登校したことが発覚。学校を疎かにすることだけは、決して許されません。
さらにGW期間中、私と会えたのは、たったの数時間だけ。
息子が喜ぶならと思って、父親の家への帰省を許可しましたが、いくらなんでも、好き放題やりすぎです。親権は私なのに、こんな勝手なことが許されることも間違っていると思っているのに、「共同親権」なんて、向こうに都合のいい法案が通ってしまったら、私が今まで必死で1人で頑張って子供達を育ててきた努力は、どこで報われるのでしょうか。
勝手に浮気して、浮気相手に本気になって、家族を捨てた男が、好き勝手できる法律なんて、到底認められるものではありません。
それにしても、今まで全く連絡をして来なかった元夫が、なぜ急に、子供達に連絡を取るようになったのか。
そして、3度目に子供たちが父親に会いに行った日、帰宅した子供達が口を揃えて言ったのは「パパが別人みたいになってた。憑き物が取れたみたいに、昔のパパに戻ってた」ということ。
どうやら、息子曰く、「女に浮気されて、どうやらパパ、女と別れたらしい」とのこと。
なぜそれがわかったかというと、これまた子供達が父親の浮気を発見したのと同じ方法で、父親のiPadを見たら、パスワードが昔と変わっておらず、iPhoneから同期された画像の中に、女とのLINEのスクショがあったとか。
その中のやり取りで、女が他の男と浮気して、別れたことが発覚した、と息子が言っていました。
そして、父親が急に息子をゴルフに誘い出した時期と、女と別れた時期が、どうやら重なるようなのです。
女と浮気して、家族を捨てた男が、今度はその女にも浮気されて捨てられて、全てを失って、子供たちの大切さに、やっと気づいたのか…、恐らくそんなところでしょう。
いや、都合良すぎるでしょ…。自分勝手すぎるでしょ…。
また新しい女ができたら、子供達に対して、冷たくあしらって、また子供達を傷つけるんじゃないかと思うと、やっぱりこいつのことだけは許せない!って思っちゃうのが母親。女に振られて傷ついた心を、子供達で癒そうとするんじゃねー!と言ってやりたい…。
さらに今回、海外留学中の娘のところに、父親が会いに行こうとしているらしく、息子も連れて行こうとしてるらしいのです。でも、予定している日程は、息子は新学期が始まってて、夏休みは終わってる期間。
いやいやいや、学校サボらせて、海外旅行に連れて行くなよ!そんなことが許されるわけないだろ!って思うんだけど、すっかりその気にさせられた息子は、学校を休んででも行きたいと訴えてくるし…。
せっかく息子は、転校先で、気持ち新たに、頑張ろうとしていて、実際に学級委員をやったり、スピーチコンテストにクラス代表で出たり、本当によく頑張っていて、英検も自主的に受験したり、大学受験に向けて、新しいスタートを切ったばかりなのに。
それを父親の気まぐれのせいで、メチャメチャにされてる気分で、死ぬほど腹が立つ。本当に余計なことをしないでほしい。
共同親権って、なんなの?
子供のためって言ってるけど、全然子供のためになってない。親権を持たない親のための法案でしょ?なんか、そんな気がしてしまいます。
親権を持っている方は、親としての責任を果たすべく、子供達の進路についてだったり、子供達がやりたいことだったりを、一生懸命考えながら、育ててきています。両親の離婚により、傷ついた子供たちの心のケアをしながら、やっと子供達が前を向き始めた時だったんです。
不登校になった息子が、やっと前を向いて、自分が進むべき道を見出して、それに向かって勉学に励もうと、頑張り始めた時だったのに。
そんな息子が、父親と再会して、ゴルフに頻繁に行くようになってから、なんだかサボり癖がついた気がするし、父親と再会し、会社経営者である父親から「やっぱりお前がやる気がるなら、後継にしてやる」などと言われて、自分で将来の道を切り拓こうとスタートを切ったばかりなのに、既に楽な方向へ進もうとしている気がしてなりません。
養育費の現実と問題点
離婚時に、「息子に跡は継がせない」と言われたことへの反発で、当時通っていた私立の学校も辞めて、転校までしたのに、正直母親としては、はらわたが煮え繰り返る気持ちでいっぱいです。
さて、そんなわけで、我が家においては、「共同親権」などというものが適用されるということは、非常に迷惑なんです。
「共同親権」を適用することになったとして、そのために、不仲な両親が連絡を取り合うことで、今まで以上に言い争いが増えて、子供達はその間に挟まれて、どんな思いをするのか、考えられて作られた法案なのでしょうか。
また、この法案が適応されると、例えば、私たちが引っ越しをする際に、いちいち元夫に相談して引っ越さないといけないようです。
今、私たちは、元夫から逃げるようにして、生活をしています。というのも、元夫が離婚裁判中から、私たちに探偵をつけて、常に尾行されていたからです。そんな気持ち悪いことをされながら、これから先の人生を歩んでいくことは、気持ち悪いし、怖いし、心休まりません。
そこで、私たちは、住民票があるエリアの警察署、元夫の住むエリアの区役所、離婚前の住居の区役所、引っ越し後の区役所に、「支援措置」を行い、ストーカー行為をする元夫から逃げるために、住所の公開をしないという対処をしました。
ですが、1年が経ち、子供たちと父親との交流がスタートしたことで、支援措置の更新をしなかったのです。
今後、共同親権ということになると、住所の公開もしなくてはいけませんし、仮に住所が知られて、引っ越さないといけなくなったとしても、それすら、離婚した元夫に相談した上で、引っ越し先を決めなくてはいけないようです。
もちろん、元夫が今も尚私たち夫婦にストーカー行為を行なってるとは思いません。
離婚して1年も経つのに、探偵をつけるほど無駄なお金をかけるとは、思えません。ですが、元夫が万が一にも「共同親権」をリクエストしてきた場合は、私たちの心の傷は無視される、ということなのでしょうか…。
この「共同親権」については、賛成派と反対派があると思います。
何度も言うように、私個人的には反対派です。
ただ、反対する理由としては、我が家に関して言うと、
・養育費はきちんと毎月指定日に振り込まれている
・父親との面会交流について制限を設けていない
・子供達と父親が直接やり取りをしているし、向こうの親戚ともやり取りを自由にさせている
…と、上記の理由から、特に父親が子供達に関わっていない、と言う状況にないからです。きちんと子供たちと連絡も取り合えているし、必要最低限の養育費の支払いもされているから、わざわざ共同親権を適用しなくても、問題に直面していないからです。
ただ、今後に関して言うと、子供達の教育費(学費)が学年が上にいくにつれて、どんどん増えていきます。その、増えた分の増額請求は、相手側にしなくてはいけません。
その手続きに関しても、今まで通り、弁護士さんに相談をしながら進めるだけなので(当然弁護士費用はかかりますが、元夫と会うよりよっぽどいいです)その点においても、恐らくスムーズに話し合いが行われるのではないかと思っています。
ちなみに…
元夫は「お前には財産分与で充分なお金を渡しているんだから、そこから払えるだろうから、そっちで払え」と言ってきているようですが、これは、全く理にかなっていないので、気をつけてくださいね。
財産分与と養育費は、全く別のものです。
簡単に言うと、財産分与は、夫婦が共同生活を送る中で形成した財産を公平に分配し、離婚した配偶者が経済的に自立するまでの生活費を負担すると言うものなので、離婚した配偶者を対象とした、金銭の給付になります。
これに対して、養育費は、社会的・経済的に自立することができていない子どもに対する金銭の給付になるため、全く別の目的で支払われる金銭になります。
そのため、子どもの成長や進学に合わせて、その都度、養育費の金額については協議する、とするのが私たちの間での取り決めでした。
本来なら、元夫と元妻が、連絡を取り合って、話し合いで決めれば済む話なのですが、お互いに弁護士を介してでしか会話をしたくないと言うことで、我が家の場合は、弁護士に間に入ってもらい、やり取りを進めています。
正直、このやり方は、あまりお勧めはしません。
やはり、間に2人(自分の弁護士、相手側の弁護士)を挟むので、かなり時間がかかります。そして、言いたいニュアンスなどが伝わらなかったり、言葉尻を捉えて、感情を逆撫ですることも多々あります。
共同親権が適用された場合、元夫との直接交流を遮断したい人にとっては、地獄のような毎日が待っているのかもしれません。
このまま、元夫が、共同親権を要求してこないことを切に願っています。
今、私と子供達は、幸せな毎日を過ごしています。
息子は転校先の全寮制の学校で、同じような家庭環境のお友達がいたり、24時間寝食を共にする仲間たちと、学生生活を謳歌しているようです。
母と姉と生活していると、どうしても男1人で疎外感を感じていたようだったので、今の環境は、彼にとって、高校生のお兄さんたちもいるし、男同士の会話もたくさんできるし、結果として、いい環境の中で毎日を過ごせているようなので、母親としても安心しています。
今後の展望と私たちの選択
娘も、念願だった海外留学を楽しんでいるようで、外国人の友達も増え、毎日英語オンリーの生活にも慣れてきて、母への連絡も徐々に途絶えるようになりました。
今は、便利な世の中なので、LINEを通して、無料通話ができますし、テレビ電話だってできます。
また、SNSなどで、子供達は自分たちの近況を載せているので、直接母親に連絡が来なくても、子供達の様子を見ることができます。
世の中がこれだけ便利になっているからこそ、「共同親権」なんて駆使しなくても生活できるひとり親家庭だってあるはずです。
この法律は、両親どちらもが、同意した際にのみ適用されるというわけでもなく、折り合いがつくまで、協議をしなくてはいけないようなので、やっと終わったと思っていた元夫とのやり取りが、また再開すると思うと…非常に気が重たいです。
子供達の明るい未来のためにも、「共同親権」などを行使しなくても、双方がきちんと話し合いの上で、子供達の進路のこと、将来のこと、養育費のことなどを決めていけることが、本来のあるべきひとり親家庭の姿なんじゃないかなーと、思っています。
世の中のひとり親家庭のうち、20%しか養育費をきちんと払ってもらえていないという現実が、この「共同親権」という法案を生み出したのでしょうね。
実際には、世界中で、「共同親権」は当たり前のように運用されています。
ですが、個人的には、現状でうまく運用ができている家庭においては、適用されない、という一文も加えて欲しかったなーと思うところです。
あくまでも目的は、「子どもの幸せのため」であり、「親権を持たない側のため」ではないということ。
子どもの幸せのため、という点においては、あくまでも子ども主体で運用されることが理想的です。
この共同親権は、子供が成人するまでとされており、日本においては18歳までとなります。つまり、高校生までの期間中+子供が進学を希望した場合は、生計を立てられるようになるまで…つまり社会人になるまでの期間、両方の親が、協力して子供を育てていかないといけない、ということになります。
「協力」には色々な形がありますので、色々な夫婦がいて、色々な離婚原因があって、色々な離婚後の生活がある中で、みんなが同じルールのもとで、同じように協力する、というのは難しいと思います。
各家庭において、ベストな方法で、共同親権なのか、単独親権なのかをしっかり判断した上で、子供達が困らない状況を作ってあげることが、1番の親としての勤めなんじゃないかなと思いますので、我が家は、子供たちの気持ちに寄り添う形で、今後のスタイルを決めていきたいと思っています。
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